印刷方式・版・型 総合ガイド

シール・ラベル印刷の版式・印刷方式・型(刃型)まるわかりガイド

シール・ラベル印刷には、版の構造による「平版・凸版・凹版・孔版・無版」の5方式があり、シール・ラベル業界では凸版(フレキソ)と無版(オンデマンド)が中心的に使われています。版は印刷の元になる原版、型(刃型)はラベル形状を切り抜く刃型で、それぞれ選び方の基準が異なります。本ガイドでは印刷方式・版・型(刃型)・周辺設備とインキ・選び方を体系的に整理し、全57本の詳細記事への入り口とします。

ウメモトが稼働させる輪転印刷機。ラベル印刷方式の現場

印刷方式・版・型、それぞれ何を指すか

この3つの言葉は混同されがちですが、指しているものは異なります。印刷方式は、インキを被印刷物に転写する仕組みそのもの(平版・凸版・凹版・孔版・無版)です。は、その印刷方式ごとに使う原版(フレキソなら樹脂凸版、オフセットなら刷版、グラビアなら彫刻シリンダー等)を指します。型(刃型)は、印刷方式とは独立した工程で、印刷後のラベルを目的の形状に切り抜く刃を組んだ道具です。

4大版式+無版の全体像

版の構造による5分類とシール・ラベルでの位置づけ
分類 代表方式 版の特徴 シール・ラベルでの位置づけ
平版 オフセット印刷 水とインキの反発を利用 高精細な色再現が必要な用途で選択肢に
凸版 フレキソ印刷 樹脂凸版を版胴に巻き付け 業界で広く採用されている中心的な方式
凹版 グラビア印刷 彫刻シリンダーのくぼみにインキ 写真調グラデーションが必要な大ロット向け
孔版 スクリーン印刷 メッシュ版の孔からインキを押し出す 厚盛り・不透明表現が必要な用途向け
無版 UVインクジェット(オンデマンド) 版を作らずデータから直接出力 小ロット・多品種・可変データ印刷向け

※上表は一般的な傾向を示す相対比較です。実際に適した方式は数量・素材・仕上がり要件により異なります。各方式の詳細は印刷方式の分類6方式比較表で解説しています。

版とは何か、型(刃型)とは何か

版は、印刷という「絵柄を転写する工程」で使う原版です。製版・材質・耐刷力・版代など、版に関する基礎知識は製版とはを入り口に、版カテゴリの各記事で解説しています。型(刃型)は、印刷後にラベルを目的の形状へ切り抜くための道具で、印刷方式とは独立した工程です。トムソン型・ピナクル型・ロータリーダイ等の種類や、角R・逃げといった設計の考え方は抜き型(刃型)とはを入り口に、型カテゴリの各記事で解説しています。

周辺設備・インキの基礎

印刷方式・版・型に加えて、アニロックスロールやドクターブレードといった周辺設備、水性・UV硬化・溶剤といったインキの種類も、仕上がりや生産性を左右する要素です。アニロックスロールとはインキ種類比較で解説しています。

どう選ぶか

数量・素材・仕上がり表現・可変データの要否・予算という観点から、自社に合う印刷方式・版・型を選ぶ考え方を印刷方式の選び方で整理しています。よくある質問は印刷方式・版・型のよくある質問にまとめています。

カテゴリ別記事一覧

よくある質問

Q1印刷方式・版・型の違いが分かりません、まず何から見ればいいですか
A印刷方式は印刷方式の分類、版は製版とは、型(刃型)は抜き型(刃型)とはから読み進めると全体像をつかみやすくなります。
Q2自社に合う印刷方式が分からない場合はどうすればいいですか
A数量・素材・仕上がり表現などの条件によって適した方式は変わります。印刷方式の選び方で判断基準を整理しているほか、個別条件でのご相談も承っています。
Q3版代・型代の目安を教えてください
Aサイズ・形状・材質・方式により金額が大きく異なるため、正確な費用は仕様をお伺いしたうえでのお見積りが必要です。

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