仕組み
凸版印刷は、インキが付く部分を版面より高く盛り上げ、その凸部にだけインキを乗せて被印刷物に直接転写する方式です。活字を組んで印刷していた活版印刷から発展し、現代では樹脂やゴム状の素材で作る樹脂凸版を、円筒状の版胴に巻き付けて使う「フレキソ印刷」が主流になっています。
シール・ラベル業界で広く採用される背景
シール・ラベルの多くはロール状の連続基材に印刷されます。フレキソ印刷は版胴を回転させながら連続的に印刷する構造のため、ロール搬送との相性が良く、さらに多色印刷・箔押し・型抜き(ロータリーダイ)をインラインで一体化しやすいという生産性の利点もあります。こうした理由から、凸版(フレキソ)はシール・ラベル業界で広く採用されている印刷方式となっています。
凸版印刷の構造による分類
凸版印刷の加工機は、版と被印刷物を平面で圧着する平圧式と、円筒状の版胴で連続搬送する輪転式に分かれます。どちらが優れているというより、ロットサイズや後加工の要件によって使い分けられます。
よくある質問
Q1凸版印刷とフレキソ印刷は同じものですか
Aフレキソ印刷は凸版印刷の一種で、現代のシール・ラベル業界における凸版印刷は、主に樹脂凸版を使うフレキソ印刷を指すのが一般的です。詳しい仕組みは用語集の「フレキソ印刷とは」でも解説しています。
Q2凸版印刷はどんな用途に向いていますか
Aロール状の連続基材への高速印刷や、多色印刷・箔押し・型抜きの一体加工が必要な用途に向いています。数量や仕上がり要件は個別にご相談ください。