課題:高まるトレーサビリティ対応のニーズ
近年、製品のトレーサビリティ(生産・流通経路の追跡可能性)を求める動きが各業界で広がっています。医薬品分野では2022年までにバーコード表示の運用が進み、食品分野でもトレーサビリティ体制の整備が求められる場面が増えています。工業製品や物流の現場でも、ロット単位・個体単位での識別・追跡ニーズは高まっており、「ラベルに何を、どう持たせるか」が発注担当者の実務課題になっています。
※適用される規制・要件は業界・製品ごとに異なるため、詳細は所轄省庁・業界団体の最新情報をご確認ください。
解決の仕組み:可変データ印刷×QRコード
可変データ印刷とは、印刷する情報(番号・QRコード・バーコード等)をラベル1枚ごとに変えながら連続印刷する技術です。版を使う従来の印刷と異なり、1枚目と1000枚目で異なるシリアル番号やQRコードを持たせられます。QRコードに個体識別番号を持たせ、読み取り側のシステムと連携させることで、製造ロット・出荷先・検査結果をひもづけて管理する仕組みを構築できます。
ウメモトの裏付け
可変QR・シリアルの高精細印刷を安定して処理できるよう、名古屋拠点のデジタル印刷機Durst Tau 340 RSC Eに合わせてプリントサーバーも通常仕様より強化しています。国内4台目の導入機で、1,200dpiでCMYKに加えホワイト・オレンジを含む6色印刷、長尺ロール(最大1.7m)にも対応し、2026年7月時点、4C(CMYK)+ホワイト+オレンジの同構成を国内で保有するのは当社のみです。版が不要なため、小ロットからの可変印刷にも対応しやすくなっています。
※トレーサビリティ管理システムとの連携は、LOZI・SmartBarcode等の外部サービスとの連携実績がありますが、連携可否・仕様は案件により異なるためお問い合わせ時にご確認ください。
業界別ユースケース
| 業界 | 活用イメージ | 持たせる情報例 |
|---|---|---|
| 食品 | ロット単位の原材料・製造工程トレース | ロット番号・製造日・QR |
| 医薬 | 個装単位の識別・調剤記録連携 | バーコード・シリアル |
| 工業 | 部品・製品個体の生産履歴管理 | シリアル番号・検査結果QR |
| 物流 | 出荷単位・拠点間の追跡 | 出荷先コード・追跡用QR |