課題:模倣品・偽造品によるブランド毀損リスク
医薬品・化粧品・金券・工業製品など、真贋の確認が重要な商材では、模倣品・偽造品の流通がブランドの信頼を損ない、時には利用者の健康・安全に関わる問題を引き起こします。パッケージやラベルが容易に模倣可能な仕様のままでは、真正品との判別が難しく、被害の発見・対応が遅れる要因にもなります。発注担当者にとって、ラベル自体に偽造対策の機能を持たせることは検討すべき選択肢の一つです。
解決の仕組み:複数のセキュリティ印刷技術の組み合わせ
偽造対策には単一の技術に頼るのではなく、複数の技術を組み合わせて模倣のハードルを高める考え方が有効です。可変データ印刷による1枚ごとに異なるシリアル番号・QRコードは、真贋確認や個体追跡の基本的な手がかりになります。さらに、通常の複製では再現が難しいマイクロフォント(微小文字)を組み合わせることで、目視・拡大確認による真贋判定を可能にします。
加えて、ウメモトは見る角度によって色や絵柄が変化する視覚変化印刷技術を特許出願中です。この技術は、通常のコピー・スキャンでは再現が困難な視覚効果を持たせることで、模倣品との差別化を図る選択肢となります。なお、具体的な仕組み・製法の詳細は非開示としており、同様の視覚効果を持つ技術は他社にも存在するため、優劣を断定するものではありません。
ウメモトの裏付け
名古屋拠点のデジタル印刷機Durst Tau 340 RSC Eによる可変データ印刷で、1枚ごとに異なるシリアル・QRを持たせる生産に対応しています。国内4台目の導入機で、2026年7月時点、4C(CMYK)+ホワイト+オレンジの同構成を国内で保有するのは当社のみです。マイクロフォントや視覚変化印刷など、案件の目的・想定される模倣手口に応じて技術を組み合わせたご提案を行っています。
※対応可能な技術の組み合わせ・仕様は案件により異なります。特許出願中技術の詳細な仕組みについては開示しておりません。
業界別ユースケース
| 業界 | 課題 | 活用イメージ |
|---|---|---|
| 医薬品 | 模倣薬・並行流通品の混入リスク | 個体シリアル・QRによる真贋確認手段の付与 |
| 化粧品 | 越境ECにおける模倣品流通 | 視覚変化印刷による目視での識別性向上 |
| 金券・チケット | 複製による不正利用リスク | マイクロフォント・可変シリアルの組み合わせ |
| 工業製品 | 純正部品と模倣部品の判別 | 個体識別QRと検査記録の連携 |