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ノーカーボン紙(感圧複写)ラベルとは|複写伝票用途を解説

ノーカーボン紙は、筆圧をかけて記入することで下の紙に複写される感圧紙です。伝票や受領書など、控えを残したい現場で使われることが多い素材ですが、印字適性や長期保存時の変色については通常の紙とは異なる注意点があります。

スペック比較:ノーカーボン紙・上質紙・感熱紙

材質別の相対比較(一般的な傾向)
項目 ノーカーボン紙 上質紙 感熱紙
複写のしやすさ できる(専用構造) できない できない
印字適性 筆記に適する 印刷に適する 感熱印字専用
保存性(発色の安定性) 光・熱でやや変色する場合がある 比較的安定 熱・光で退色しやすい傾向
耐水性 弱い 弱い 弱い
価格帯の目安

※注記: 発色・保存性は保管環境や複写枚数構成により変動するため、上表は一般的な傾向を示す相対比較です。正確な適合判断は用途をお伝えのうえご相談ください。

適した用途(業界別)

  • 物流・配送:受領書・納品伝票の控え
  • 小売・サービス:注文伝票・作業指示書
  • 事務・管理:社内申請書・受付票の複写控え
  • 現場作業:点検票・報告書の複写記録

対応加工

ノーカーボン紙には、複写枚数構成の設計に加え、可変データ印刷によるQR・シリアル印字など、事前印刷が必要な帳票フォーマットへの加工を組み合わせて対応しています。

他素材との比較

上質紙は印刷適性に優れコストを抑えやすい汎用素材ですが、複写機能は持ちません。感熱紙は専用機器での高速印字に向く一方、複写はできず熱や光による退色に注意が必要です。控えを同時に作成したい場合はノーカーボン紙、通常の印刷用途であれば上質紙が選ばれやすい傾向です。

複写が成立する仕組み

ノーカーボン紙は、上用紙の裏面に発色剤を含むマイクロカプセルを、下用紙の表面に顕色剤をそれぞれ塗布しておき、筆記や印字の圧力でマイクロカプセルが破れて発色剤と顕色剤が反応することで複写が成立する仕組みと一般に説明されています。2枚複写であれば上用紙と下用紙の2種類、3枚複写であれば間に「中用紙」を挟み、中用紙の表裏両面にそれぞれ顕色剤と発色剤を塗布することで、上用紙への記入を中用紙・下用紙の両方に複写できます。カーボン紙を挟む従来方式と異なり、複写のたびに紙を差し替える必要がない点が特徴です。

複写枚数(2枚・3枚複写)の選び方

複写枚数は、控えを何箇所に残す必要があるかで決まる傾向があります。発行元の控えと相手方への渡し分だけであれば2枚複写、発行元・経由部門・相手方のように3箇所で控えを残したい場合は3枚複写(上用紙・中用紙・下用紙)が選ばれることが多い傾向です。複写枚数が増えるほど、下層になるほど文字の濃さが薄くなりやすい傾向があるため、下層まで判読性を確保したい用途では発色剤の量や紙質を含めて検討する必要があります。

よくある質問

Q1ノーカーボン紙はどのような仕組みで複写されますか
Aノーカーボン紙は、筆圧をかけて記入することで発色剤が反応し、下の紙に複写される感圧紙です。カーボン紙を挟まずに複写できる点が特徴です。
Q2長期保存しても文字は消えませんか
Aノーカーボン紙は光や熱、経年により発色部分がやや変色する場合があるとされています。長期保存が想定される控えについては、保管環境にご注意いただくことをおすすめします。
Q3印刷機での印字は可能ですか
Aノーカーボン紙は筆記による複写を主目的とした素材のため、印刷適性は上質紙と異なる傾向があります。事前印刷を伴う伝票フォーマット等については、仕様を伺ったうえでご提案します。

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