2026 年 2 月 26 日(木) ウメモト シール印刷大阪府協同組合向け工場見学 インタビュー
2026 年 2 月末、ウメモト株式会社の名古屋工場見学会が開催されました。
最新鋭のデジタル印刷機「Durst(ダースト) Tau 340 RSC E」を中心に実際の生産現場を見ていただき、“ウメモトの今”を体感していただくことで、デジタル印刷の可能性と未来について意見を交わす機会となりました。
また株式会社なかやの湯浅督久様、安井株式会社の小野田和興様にお時間をいただき、工場見学についてのインタビューの場を設けました。
Q1. 今回、工場見学に参加された経緯を教えてください。
(株)なかや湯浅様(以下、湯浅):
シール印刷大阪府協同組合、青年部副部長の前田さんから参加しないかと誘っていただきました。またウメモトさんが青年部に加入したこともあり、青年部部長として「梅本社長と意見交換をしたい」「生産現場を直接拝見したい」と考え、参加いたしました。
安井(株)小野田様(以下、小野田):
もともと弊社でもデジタル印刷機 Durst(ダースト)の導入を検討していた時期があり、機械自体は展示会などで目にしていました。株式会社イリスの山口課長に「稼働している様子を是非見たい、見学できる機会はないでしょうか」とお話をしたところ、今回の見学会の存在を知り、参加させていただきました。
Q2. 実際に稼働している Durst(ダースト)を見て、どのような印象を持ちましたか?
湯浅:
印刷速度と、高精細な品質の二点が真っ先に印象に残りました。
もともとデジタル印刷について、エプソンさんの機械の知識はありました。Durst(ダースト)はイタリア製ということで操作の煩雑さを想像していましたが、オペレーターの方がスムーズに運用されている様子から、導入にあたっての習得難易度が低く、汎用性の高い設計であると感じました。
小野田:
デジタル機の中でも群を抜いている「スピード性」と「生産能力」です。もはや単なるオンデマンド機ではなく、立派な「量産機」といえる性能でした。
一方で、データのやり取りや出力設定など、オペレーション面では想像以上に手間がかかっている部分も見受けられました。デジタル化=全自動というわけではなく、特有の苦労があるのだと実感しました。
Q3. 見学を通じて、今後の展望に変化はありましたか?
湯浅:
もし今後弊社でデジタル印刷機を導入するとしたら、Durst(ダースト)はコンパクトで、省スペースにも対応できそうです。また操作性の高さから、オペレーターの習熟度を問わない安定稼働への期待が高まりました。
小野田:
変化といいますか、梅本社長をはじめ社員の皆様の間に築かれた高いチームワークや組織体制の確立が窺えました。
今後適した案件があった際、是非協力していければと考えております。
Q4. 今回の工場見学会での体験を一言で伝えるならどのように伝えますか?
湯浅:
「良好な職場環境と円滑な連携のある現場」です。
実際の生産現場を見て、そこで働く社員間のいい意味での距離の近さを感じました。
また設備面について、「Durst(ダースト)に触れることを志望する方も多い」という梅本社長のお話にも納得できる設備環境でした。
小野田:
「高めあえるパートナーを見つけた」です。
密にお取引できるサプライヤー様という課題があったのですが、今回ダーストとウメモトさんの今までやってきているものが「可変やナンバリングなど弊社が手をつけられていなかった領域」だったり「この技術をより高めていきたい」と思えるものだったので、是非お力を借りながら今後展開していきたいと考えております。
【編集後記】
ウメモトが目指すのは、単なる最新鋭の設備導入ではありません。可変印刷による付加価値提案と、大量生産を可能にする生産体制。その両立に挑戦し続けています。
その挑戦を支えているのは“人が活きる現場”です。
今回のインタビューを通じて見えてきたのは、最新鋭の機械以上に、それを扱う「人」と「組織」の重要性でした。
デジタル印刷・オフセット印刷を問わず、設備は導入して終わりではありません。高コストなインクの運用、IT スキルの求められるデータ処理など、現場には様々な試行錯誤があります。そういった「生の課題」を共有し、解決策や展望についての対話が出来たことこそ、今回工場見学開催を決めた弊社にとっての一番の実りだったと感じます。
また私小畠にとっては、見学会・インタビューの中で見えた参加者の皆様のお人柄に大変助けられた日々でした。見学中、撮影担当として同行した際、親切に声を掛けてくださったこと。インタビューの中で、専門的な内容を理解しやすい平易な表現でお話ししてくださったこと。初めての名古屋出張、初めての広報活動を無事遂行できたのは皆様のおかげです。
末筆ながら、ウメモト名古屋工場見学会が幅広いディスカッションを生み、共創の場になれたこと、そして参加してくださった皆様に心より感謝申し上げます。以下にご参加いただいた皆様のお名前を記させていただきます。
●湯浅督久 様 (株式会社なかや)
●前田幸夫 様 (トキワアート印刷株式会社)
●吉田隆志 様 (トキワアート印刷株式会社)
●射水篤 様 (ヨシモリ株式会社)
●杉本光幸 様 (村田金箔株式会社)
●小野田和興 様 (安井株式会社)
●山口剛司 様 (株式会社イリス)
(取材・構成:小畠/ 2026 年 5月14日掲載)

