UMEMOTO STORIES

ウメモト クリエーター向け工場見学 インタビュー

2026年2月、個人クリエイターの皆さまを対象に開催した名古屋工場見学会について、参加者へのインタビューをお届けします。

工場見学で案内する生産フロア。複数の印刷機とロール原反が並ぶ

シール印刷工場って、入ったことありますか?

シールの印刷工場に入ったことはありますか。入ったことのない方も多いのではと思います。「工場っていうからにはでっかい機械があるんじゃない?」そんなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。実際、でっかい機械もちいさい機械もたくさんあります。

シールができるまでには、たくさんの工程がある

一口に機械と言っても種類はさまざまです。例えば、

  • 台紙にイラスト・文字・バーコードなどを印刷するための機械
  • 印刷したものをひとつひとつのシールにするため裁断する機械
  • 印刷もできるけど箔押しもできるヒーター付きの機械

などなど。普段何気なく手に取っているシールも、実はたくさんの工程を経て作られています。

その中でも特に注目してほしいのが「Durst(ダースト) Tau 340 RSC E」

数ある設備の中でも、特に注目していただきたいのが、デジタル印刷機「Durst(ダースト) Tau 340 RSC E」です。社内では"ダースト"と呼ばれているこの機械は、イタリアの映像機器メーカーDurst社製の、最新鋭のインクジェット印刷機です。日本国内でもウメモトを含めわずか4台しか導入されていません。高精細な品質を追求したUVインクジェット印刷方式で、高い生産性を持っている機械です。ものすごく簡単にまとめると、「いろんなデザインのものを超スピードで綺麗に印刷できる機械」です。そして、とにかく大きい。本体全長は約6mあります。

工場を、もっとたくさんの人に見てもらいたい

このような設備があるウメモトの工場を、もっと多くの方に見てもらいたい。その想いから、2026年2月末に見学会を開催しました。お越しいただいたのは、Instagramを中心に活動されているクリエイターの皆さんと、ウメモトとクリエイターさんを繋いでくださったアテンド役のB面さんです。

実際に"印刷される瞬間"を体験

見学会では、Durst(ダースト)を中心に工場をご案内。さらに、クリエイターの皆さんがデザインしたシールを、実際に印刷する様子も見ていただきました。普段はなかなか見ることのできない"印刷の現場"に、皆さん興味津々。終始楽しい雰囲気の中、見学会を終えることができました。

見学会の参加者インタビュー

見学会から約1ヶ月後、参加クリエイターのひとり「hitsuji.ハミダシ hanco!」のhitsuji.さん、そしてアテンド役のB面さんに、改めてお話を伺いました。

自己紹介

hitsuji.さん:hitsuji.という屋号で2025年6月頃からシール制作を始めました。薄い素材のシールらしいシール、手帳デコに特化したラベラーシールやペットテープなど、手帳デコを楽しんでもらえるアイテムを作っています。

B面さん:クリエイター陣のアテンド役として参加しました。クリエイターがグループで工場見学に参加するのは初めての試みで、事前に一度お邪魔して、実際に働いている方や製品ができあがる過程を見て「本当にすごい」と思い、ぜひ他のクリエイターさんたちにも見てもらいたいと二度目の見学会参加でした。

工場を歩いて

hitsuji.さん:シール工場の見学は初めてで、楽しみにしていました。夫が印刷工場を経営しているのですが、「(印刷って)ピッて押したら出てくるんでしょ」と言われることもあります。実際は機械の横で担当の方が調整に調整を重ねてやっていて、体力もいるし頭も勘もいる仕事だと感じました。シール工場の詳細は知らなかったので、今回の見学会で初めて見てとても面白かったです。

B面さん:実際働いている方がいて、いろんなものができていく過程を見て本当にすごいと思いました。今回はhitsuji.さんたちクリエイター陣が話し合いながら工場をまわる姿を見て、みんな楽しそうでよかったです。日常で目にするシールがそこで作られているのも実感しました。

最新鋭のデジタル印刷機「ダースト」の印象

hitsuji.さん:まず単純に「キラキラしていて可愛い」と思いました。個人クリエイター向けに、どれくらいの価格感で作ってもらえるのかも気になりました。クリエイター4人分のシールデザインのデータが一気に刷られて、いろんな種類のシールが出てきたのが印象的でした。版を使わないデジタル印刷だからこそのスピード感を感じました。

B面さん:とにかく大きかったです。普段は家で仕事をしていて、企業の工場設備を見る機会自体が少ないので、飛行機や船を見ているような気分になりました。

見学後に起きた変化

hitsuji.さん:スーパーで商品のラベルを見て「あ、これあそこで作っているんだ」と想像するようになりました。

B面さん:シールの「加工」について考えるようになりました。どういう風に作られているのか気になるようになり、コストのかけ方や特殊な印刷技法にも意識が向くようになりました。

工場見学会を一言で伝えるなら

hitsuji.さん:「楽しい」と「ワクワク」です。大きい最新の機械を見て「すごい」と思いました。

B面さん:「楽しかった」です。個人で仕事をしている分、企業と同じように接していただけたことが印象的でした。見学中のスタッフの皆さんが自発的に動いている様子を見て、いい会社だと感じました。

編集後記

今回の工場見学会・インタビューは、製品が刷りあがったその後について改めて考える機会となりました。刷りあがったシールを見て、クリエイターさんたちが「使用する原紙ごとの発色の違い」や「どのように使うシールにしたいか」など、ハンドメイド作家ならではの視点で話し合う姿が印象的でした。シール印刷工場から作家さんへ、そしてその先のユーザーの方へ、シールを手に取ってくださる方を意識できた経験となりました。(取材・構成:小畠/2026年5月13日掲載)

ご参加いただいた皆様:B面様、hitsuji.様、しず華*様、すぱいらる工房様、ANAÏS様

CONTACT

課題からご相談ください

お問い合わせ・ご相談はこちら

私たちは、印刷の外注先ではなく、事業の伴走者でありたいと考えています。私たちの原点